艶消し塗料の特徴

こんにちは!

愛媛県西条市・新居浜の屋根塗装・外壁塗装専門店の本田塗装です。

今回はつや消し塗料についてご説明させていただきます。

最近ご希望される方の多くなった艶消しですが、艶がない塗料はどういった構造でどういう特徴があるのか少しだけ掘り下げて解説させていただきます。

まず塗料の艶についてですが、表面が滑らかだと艶がある塗膜になり、表面に細かな凹凸があると艶のない塗膜になります。

艶あり塗料

3分艶あり調整品

塗膜表面の凹凸は細かくて肉眼では確認できませんが、光が乱反射する事によって塗膜の光沢が無くなります。

表面に凹凸を付けるには塗料の中につや消し剤という体質顔料を添加するか、塗膜表面が荒れる様に何かしらの細かな物質を添加する必要があります。

本田塗装でよく使用するナノコンポジットは塗料にナノシリカが添加されている事で、艶のない仕上がりとなります。

水谷ペイントナノコンポジットW

水谷ペイントナノコンポジットW仕上がり

艶ありから艶を調整した塗料では、つや消し剤である体質顔料が添加されますが、あまり耐候性は優れない場合が多く、添加した分樹脂総量が減ってしまう事で耐候性が落ちると言われています。

艶のない塗料は、艶を消すために体質顔料やシリカなどが入っていますので、その分塗膜に少し柔軟性がないのも特徴です。

高弾性の塗膜には追従出来ないので、上塗りとして適用しない場合があります。

通常使用する場合には問題に感じた事はありません。

色調に関してですが、体質顔料の関係で色が鮮明に出しづらく、鮮やかな色彩は対応出来ない・指定した色味と差異が出る場合があり、色を決める時には注意が必要です。

このように色々と難しいのがつや消し塗料の特徴ですが、その自然な仕上がりから非常に人気のある塗料となってきました。

艶のない塗料でも高い耐候性や、様々な機能の付いた塗料もありますので、艶消し塗料が気になった方はお気軽にご相談ください。

愛媛県西条市・新居浜市で屋根塗装・外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ本田塗装にご用命ください。

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