エイジング塗装って?

エイジング塗装って? 

こんにちは!

今回の記事は『エイジング塗装』についてです。

皆さん、『エイジング塗装』ってご存知でしょうか?

『エイジング塗装』というのはその名の通り、古く見せたり、あるいは特殊なテクスチャを意図的に与える塗装方法の事です。

今回ご用命頂いたのが、西洋アンティークショップの店舗という事もあり、看板部分を『スポンジング』という技法にて施工させて頂きました。

移転されて新たにその場所でお店を始められるという事で、なるべくその雰囲気に添えるよう、お仕事をさせて頂きました。

施工写真を見ながら全体の工事内容を説明していこうと思います。

まずは施工前です。

看板の箇所は前回の洋服店のアクリル板が現状で張られており、そのままでは塗装出来ない状態だった為、専門の方にアルミ複合板で下地を作ってもらいました。

アップにするとこんな感じです。
綺麗に下地を張ってくれています。

正面木製部分

↑  ↑  ↑
足元の部分です。
木材の表面が剥がれてしまっています。

一度木材の表面をすべて撤去し、同じサイズに加工した薄べニア板を木工ボンドと釘で張り付けていきます。

こんな感じで下地を作りました。

ステンレスに前回塗装していた部分に関しても塗膜が剥離を起こしていた為、すべて撤去しました。

綺麗な状態にもどりました。

さてさて、下地ごしらえが完了した所で塗装に移っていきたいと思います。

因みに、今回使用した材料は「スズカファイン」の2液型ワイドシリコン『ノアール色』で3分艶ありです。

塗り塗り・・・

塗膜が乾燥するまでは光沢がありますが、乾燥すると落ち着いた仕上がりになります。

店舗内も塗装していきます。

そして、看板部分の周りにマスキングを施し、看板のスポンジング塗装に移っていきます。

施工方法としては、一番下地となるベース色を塗装した後、そのベース色に別の色を加えて色の濃淡を出していきます。

今回はベース色に日塗工No『19-90A』を使い、全体の一体感が出るようにスズカファイン『ノアール色』で色の濃淡を出しました。

スポンジング一回目です。

アップにするとこんな感じです。
これをあと4回位繰り返せば完了です。

いきなりですが、完成です。

思いのほか手が汚れてしまった為、途中経過を撮ることが出来ませんでしたm(__)m

アップだと

こんな感じ。
なかなか良い感じに仕上がりました。

スポンジングは本来だと水性塗料の方が楽なのですが、今回は下地がアルミ板という事もあり、2液型シリコン塗料を使用しました。

意外にもどんな塗料を使用してもスポンジングフィニッシュは可能という事ですね。


その後、お店をオープンされたという事で早速お邪魔しにやってきました。

西洋アンティークショップ『Tha Pantiles』さんです。

かなりいい感じに外観も雰囲気が出てます。

扉を開けると・・・

すごく素敵な店内には、所狭しと西洋アンティーク雑貨・アンティーク家具がディスプレイされています。

僕もアンティークショップが好きなので分かるのですが、ここまで本格的なお店はこの辺りにはありません。

一歩店内に足を踏み入れると・・・

まずは素敵なカップルがお出迎えしてくれます。

店内にはアンティーク雑貨が至る所に・・・

アンティークグラス。

アンティークのマイセンの食器。

置物やお皿です。

ディスプレイの仕方もなんともオシャレです。

アンティーク食器なども数多く置かれています。

オシャレなスプーンです。

こういった装飾品や

グラス類なども多数あります。

ここまで来ると、どこから写真を撮っても素敵に映ります。

また、店内には喫茶スペースが何か所かあり、落ち着いた空間でお話を楽しむ事が出来ます。

んー

本当にオシャレで素晴らしいお店です。

アンティーク家具・アンティーク雑貨に興味のある方はぜひお店に行ってみて下さい。
すてきな店主さんがお迎えしてくれます。


西洋アンティーク『Tha Pantiles』(ザ・パンタイルズ)

〒792-0016 愛媛県新居浜市泉池町9-19
ニューグランドホテル1F

連絡先   080-2998-3869

定休日   日・月曜日
営業時間  AM11:00~PM5:00

地図はコチラ
↓  ↓  ↓

この記事を書いた人