本田健太郎 こんにちは！
愛媛県西条市•新居浜市の屋根塗装•外壁塗装専門店の本田塗装です。
今回は屋根の種類とメンテナンス方法についてご紹介させていただきます。
スカンジア瓦FF
この屋根材はスカンジア瓦という商品で、乾式コンクリート瓦に分類されます。
※乾式コンクリート瓦はセメント瓦に着色粘土層を重ね、クリア塗膜で表面を保護したセメント瓦の総称です。
※乾式コンクリート瓦は現在廃盤となっております。
この屋根材は、表面のクリア塗膜の劣化・内部の着色粘土層（着色スラリー層）の劣化により、瓦表面がこの様に劣化してきます。
セメント瓦ですので、セメントの中性化により屋根材が脆弱な状態となります。
中性化を防止するには塗装するのが良いですが
塗装する場合、塗膜剥離のリスクがかなり高い・塗装で非常に失敗しやすい屋根材ということが特に注意すべき屋根材となります。
今回はこのスカンジジア瓦塗装の施工事例をご紹介します。
誰も塗装していない初めての塗り替えの施工事例となります。
まずは塗装の為に足場を設置・高圧洗浄を行います。
高圧洗浄機により表面のスラリー層を洗い流します。
かなり大量の汚れが飛散するのでしっかり養生を行い、高圧洗浄作業を行います。
洗浄後の状況スラリー層を綺麗に落とし切りました。
乾燥後、屋根の下塗り（シーラー）を塗布します。
シーラー塗布中の状況
垂れ流れる様に下地にたっぷり吸い込ませます。
下塗り乾燥後、上塗り1回目の塗布状況です。
上塗り1回目乾燥後、上塗り2回目の塗布を行います。
綺麗に仕上がりました。
この屋根はよく失敗したケースを見かけます。
お話もよく伺いますが、皆さん口を揃えてそんなに高圧洗浄をしっかりしてもらった記憶がないと仰られます。
私のホームページでは何度も注意喚起していますが、高圧洗浄が
不足している状態、もしくは高圧洗浄せずに塗装を行うと必ず塗膜剥離が発生します。
一度塗膜剥離の状態になった屋根材をある程度正常な状態に戻すにはかなりの費用と労力が必要です。
その費用は今施工しているあなたは負担しないでしょう（もう依頼される事は無いですから）
次回塗装する際、施主様が施工不良の費用を負担し、施工業者が苦労して直さなければなりません。
それはあまりに理不尽です。
必ずしっかり高圧洗浄を行って塗膜剥離が発生しない施工をお願いします。
工事を受注する為だけに心血を注いでいる業者さんが多いですが、私達の本当の目的はお家を可能な限り長持ちする、正常な状態に戻す事だと私は思っています。
愛媛県西条市・新居浜市で屋根塗装・外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ本田塗装にご用命ください。