こんにちは!
今回はALC外壁の修繕方法についてご説明させていただきます。
今回ご説明するのは、かなり塗膜にダメージがある場合の当店による修繕内容です。
通常の修繕の記事はこちらをご覧ください。
まず現状ですが、全体的にひび割れが発生しシーリング上の塗膜は剥離している状態です。
ALC外壁自体にもダメージがあり、基材破損も発生しています。
先日の記事でも書きましたが、ALC外壁の修繕で大切なことは①シーリングの修繕②クラックの修繕・再発防止です。
今の状態で高圧洗浄を行うと高確率で水漏れが発生させてしまうので、高圧洗浄前にまずは①を改善します。
今回のケースはシーリングから塗膜が剥離しているので、このままシーリング修繕しても後々塗膜から剥離してしまいます。
まずはスクレーパーで塗膜をケレンし、脆弱な塗膜を剥がします。
ケレン前

ケレン後

ケレンしてみると外壁側の塗膜も一緒に剥離してしまいましたので、テープ養生はせずに塗膜剥離部分も一緒にシーリングを打ち込みます。
外壁全体を一体化させていくイメージで作業を行います。

基材が破損していました。

内部の鉄筋が錆びて膨張し、外壁を押し壊しています。
この症状は爆裂と言い、外壁のクラックから雨水が浸入して発生する場合があります。

こんな場合は破損部を取り外し、鉄筋をケレン・錆止めを塗布します。

外壁を専用の補修材で復旧・シーリングで外壁を一体化させます。

シーリング修繕・高圧洗浄が完了したら外壁の塗装に進みます。
そして大事な事②のクラックの修繕・再発防止です。
ローラーで下塗り塗装を行います。

外壁に問題がなければこの下塗り(微弾性フィラー塗装)で下塗り完了でも良いのですが、今回の場合は塗膜剥離が激しくシーリングで目地からはみ出して補修しましたので、それをカバーする為に鎖骨ローラーで補修跡を目立たなくさせます。
鎖骨ローラー塗装



鎖骨ローラーは通常のローラー塗装より材料が沢山付きますので、クラック再発防止効果も高くなります。
その分お値段も高くなりますが、外壁の痛みと相談になりますのでご容赦ください。
パターン塗装後、耐久性の高い上塗り塗料を2回塗装して完了です。


今回の記事は以上となります。
愛媛県西条市・新居浜市で屋根塗装・外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ本田塗装にご用命ください!





