こんにちは!
愛媛県西条市・新居浜市の屋根塗装・外壁塗装専門店の本田塗装です。
今回は、外壁材の判別が出来ない時どうすれば良いかについてご紹介させていただきます。
外壁材、今回は窯業系サイディングボードになりますが、この外壁材は表面加工(塗装)に様々なグレードや加工が施されています。
本田塗装では、設計図面により外壁材を確認してそれに合う下塗り材・上塗り材を決めるのですが、設計図面に外壁材の商品名の記載がない場合があります。
例えばこのサイディングボード


商品名の記載がなく、メーカー・商品共に不明
お客様の記憶では、建設時に光触媒と言われた記憶があるとの事
ここで考えなければいけないことは
①光触媒の場合、塗装グレードが高いので再塗装が不要な場合がある
②光触媒の場合でも再塗装が必要な場合もあり、その場合光触媒に付着する下塗り材・上塗り材を選定する必要がある
③仮に20年~30年表面加工の耐久性があり、例えばシリコングレードで10年耐久のご提案をすると表面塗膜の延命にならない(意味の無い工事になってしまう)
考え方として築15年、塗装耐久性25年の場合
光触媒塗膜=塗膜耐久性25年
光触媒加工→シリコン塗膜=築15年+シリコン耐久性10年=塗膜耐久性25年
窯業系サイディングボードで築15年だと、シーリングは劣化していますので修繕が必要となります。
サイディングボードの表面塗膜耐久性が20年ならメンテナンスサイクル的にシリコングレードでも良いかと思いますが、塗膜耐久性が25年であれば
シーリング・付帯部のみの修繕
もしくは
フッ素グレード以上で全体(外壁含む)の修繕
というように様々な選択肢を検討しなければいけません。
という事で、方向性を決める為にまずはそのサイディングをの種類を判断する事を最優先として見積もりを進めます。
外壁材のカタログから同じ柄の外壁材を探す→サイディングメーカーに表面加工の確認→塗料の選定
これが外壁材の種類が分からない時、本田塗装で行う流れとなります。
上記のサイディングは色々探し、探し当てまして
旭トステムさんのスクラッチストーン16SXという事が判明しました。
表面加工は親水系アクリルシリコンクリア塗装という事でした。
年代により、フッ素加工の商品もあるという事で回答をいただきました。
それを踏まえてお客様には
①光触媒加工ではなかったので再塗装はどこかで必要
②伺った築年数的にシリコンではないか、築年数が違う場合フッ素グレードの可能性もあるのでは無いか
という事をお伝えして、フッ素グレードにも付着する下塗り材・それに伴った上塗り塗料をご提案・上下色分けのデザイン塗装をさせていただきました。

次の記事では、図面でも柄でも製品が判別出来ない場合の対処方法についてご紹介させていただきます。
愛媛県西条市・新居浜市で屋根塗装・外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ本田塗装にご用命ください。